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2015.12.17
ママも一年生。
パンプキン さん
最近、読んでいる本を紹介します。
Paul Daugherty(ポール ドアティ)さんの「An Uncomplicated Life」(合併症の無い生活)です。
今のところ日本語版が無いのがとても残念ですが、近々出版される事を期待します。
本の中ではポールさんが現在26歳の娘さんJillian(ジリアン)の人生を中心に、父親としての観点を含め、ジリアンの誕生前からの背景を細かく書き描いています。
ジリアンはダウン症を持って生まれました。ジリアンの両親は、日々彼女がより良い生活を送れるよう懸命に努力し、またダウン症を理由として彼女の潜在力を制限するような行為や考えは避け、なるべく普通の生活を送れるように力を注ぎます。その努力もあり、ジリアンは一般の学校に通い、大学を卒業し、また10年付きあっていた彼氏とも結婚しました。
ジリアンは家族や周りの人によって支えられた一方、周りの人間の方がジリアンによって成長させられたとも書かれてあります。
本の中から紹介したい小節は山ほどですが、ここで一つ紹介します。
障害を持った子供は奇跡的に、親自身に欠けているところを照らさせてくれる。子供が成長するというより親の方が成長させられ、子供から教わる事の方が大きい。また「正常」という言葉は必ずしも固定した意味を表さず、変動する意味を持つ表現であると。
障害を持っている子、そうでいない子も皆、親や周りの人の欠けている部分、人間として成長すべきところを教えてくれる。
私も息子の事で悩む事は絶えないですが、ポールさんの本を読み、自分の未熟な部分を息子が教えてくれている大切な存在なのだと思うようになりました。親になって未だ数年ですが、これから教わる事はたくさんありそうです。
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パンプキン さん
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