スタッフブログ
2021.11.08
頭痛体操ってなに?
みなさん、頭痛体操って聞いたことありますか?
コロナ渦でいろんなエクササイズをテレビやオンラインで目にする機会が増えましたが、頭痛体操はあまり知られていないと思うのでご紹介します。
頭痛は、大人だけでなく、子どもにとっても珍しくありません。
お子さんの頭痛診療は基本的に、詳しくお話を聞かせてもらい、診察し、必要があれば検査をします。
そして頭痛の原因や、どのタイプの頭痛か(片頭痛、緊張性頭痛など)を診断し、それぞれに応じた対応を行います。
治療は大きく分けると、非薬物療法、薬物療法に分かれ、お子さんの場合は特に非薬物療法が大切になります。
非薬物療法は字の通り、薬を使わない方法です。生活習慣の見直し・改善や、適度な運動の指導などを行います。
前置きが長くなりましたが、その適度な運動の一つとして登場するのが頭痛体操です。
(片頭痛の発作中、激しい頭痛、発熱を伴う頭痛がある時は行わないでください)
- 腕を振る体操
正面を向き、頭は動かさず、両肩を大きく左右にまわす動きを2分間行います。
- 肩を回す体操
ひじを軽く曲げ、肩を前後に(内回し、外回し)回す動きを6回繰り返します。
文章では伝わりづらいので、詳しくは日本頭痛学会ホームページからご覧ください。
坂井文彦先生監修 頭痛体操 日本頭痛学会ホームページ
https://www.jhsnet.net/pdf/zutu_taisou.pdf
お子さんもお家で過ごす時間が増え、ゲームや読書、タブレット使用時間が長くなったせいか「首らへんが痛い」「肩こりがつらい」という声を時々聞きます。
頭痛体操は首まわりのストレッチですので、頭痛持ちの方でなくても、これを行うとすっきりするのではないでしょうか。
1日数分からでもよいので体を動かして、心身ともにリフレッシュしましょう!
(エコチル兵庫ユニットセンター・小児科医 谷口 直子)
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